Pythonと変数(リスト)

Python独自の型であるリストについての説明になります。VBAでいうと、配列のようなものです。特徴を紹介していきます。

1.角カッコ内のカンマ区切りの要素を持つ。

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a = [0,1,2]

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⇒変数aは、0,1,2という3つの要素を持つリストということになります。


2.要素の型は自由。

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b = [0,"1","俺,Python"]

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VBAの配列は、変数のオブジェクトの型によって入れれる型が決まりますが、Pythonでは数値や文字列が混在していても問題ありません。


3.要素の取り出し(インデクシング)が出来る。

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print b[1]

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⇒1と表示されます。bの1番目の要素を取り出しています。気をつけて頂きたいのは、特に指定のない限り、配列の一番左の要素は「0番目」という扱いになります。なので、1番目の要素というのは、左から二番目の要素になります。これをインデクシングと呼びます。


4.複数要素の取り出し(スライシング)が出来る。

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print b[0:1]

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⇒0,1と表示されます。0番目から1番目の要素を取り出しています。これをスライシングと呼びます。


5.要素の追加が可能。

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b.append["君,Python?"]
print b[2:3]

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⇒俺,Python、君,Python? と表示されます。要素を追加した場合、必ず一番後ろに追加されます。


6.ネストが可能。

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c = ["俺",["君","Python"]]

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⇒c[1]の要素がリストになっています。リストの中のリストにアクセスする場合、c[1][0]としてあげると、要素「君」をインデクシングしています。


7.要素の削除・変更が可能。

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d = [0,1,2,3]
d[0] = 46
del d[1]
print c

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⇒46,2,3と表示されます。2行目でdの一番目の要素が0から46に変更され、3行目で二番目の要素が削除されています。


ざっくりと上記のような特徴があります。